XM Tradingのマイクロ口座の効率的な使い方とは?
XM Tradingの口座タイプはスタンダード口座、マイクロ口座、Zero口座の3つがありますが、その中でもマイクロ口座は、その名の通りスタンダード口座に比べてロットサイズが小さく設定された口座です。
XM Tradingのスタンダード口座と同じ1ロットが10万通貨の口座というのは、他の海外FX会社でもメインの口座タイプとして存在しますが、マイクロ口座のようにロットサイズが小さく設定された口座を取扱っている会社はあまり多くはありません。
ここでは、希少なマイクロ口座の特徴や効率的な使い方を徹底解説していきます。
目次
マイクロ口座とスタンダード口座の4つの違いについて
それでは早速解説していきますが、より理解を深めるためにメインの口座タイプであるスタンダード口座と比較してその違いについて解説していこうと思います。
ロットサイズの表記と通貨数が違う
マイクロ口座とスタンダード口座の最大の違いはロットサイズです。スタンダード口座では1ロットあたり10万通貨なのに対し、マイクロ口座では1ロットが1,000通貨なので、同じ1ロットでもマイクロ口座とスタンダード口座とでは100倍の違いがあります。
■マイクロ口座:1ロット=1,000通貨
■スタンダード口座:1ロット=10万通貨
ロットサイズが違うので1pipsあたりの利益も変わる
同じ1ロットでも100倍の差があるので、当然取れる利益や損失も変わってきます。例えば、USDJPYで1ロットのトレードをして1pips分の利益を得た場合、スタンダード口座では1pipsで1,000円の利益ですが、マイクロ口座だと10円にしかなりません。
USDJPYのトレードでの1pipsあたりの利益
■マイクロ口座:1ロットで1pipsあたりの利益=10円
■スタンダード口座:1ロットで1pipsあたりの利益=1,000円
1ポシジョンあたりの最大ロットと最小ロット
1ポジションあたりで保有できるロットサイズもマイクロ口座とスタンダード口座では違いがあります。スタンダード口座では最小0.01ロットから最大50ロットまでですが、マイクロ口座は最小0.01から最大100ロットです。マイクロ口座の100ロットは10万通貨なので、スタンダード口座の0.01に相当します。
*MT5のマイクロ口座は最小ロット数は0.1ロット=100通貨です
つまり、これを通貨数で表記すると一目瞭然ですが、マイクロ口座は10〜1,000通貨、スタンダード口座は1,000〜500万通貨のロットサイズでトレードできるということになります。
■マイクロ口座:0.01〜100ロット(10〜1,000通貨)
■スタンダード口座:0.01〜50ロット(1,000〜500万通貨)
MetaTraderに表示される通貨ペアの表示名が違う
マイクロ口座とスタンダード口座では、同じ通貨ペアでも表示名が変わります。例えばUSDJPYなら『USDJPYmicro』でEURUSDなら『EURUSDmicro』といったように語尾に『micro』が付きます。
なお、マイクロ口座でもMT4またはMT5にはスタンダード口座と同じmicro表記なしの通貨ペアは表示されますが、グレーアウトしているため通貨ペアの選択や注文・決済はできません。
貴金属以外のCFD銘柄はトレードできない
スタンダード口座では、XM Tradingで取扱いのFXやCFDのトレードが可能ですが、マイクロ口座ではFX通貨ペア57種類とGOLD・SILVERの貴金属のみです。そのため、原油や株価指数など他のCFD銘柄をトレードしたい場合は、スタンダード口座を使用することになります。
マイクロ口座とスタンダード口座の共通点について
それでは次に共通点を見ていきましょう。とはいえ、マイクロ口座とスタンダード口座の違いは前述した項目くらいで、それ以外は基本的にスタンダード口座と同じなので、ここでは要点のみをまとめてみました。
口座開設や入金でもらえるボーナスは同じ
XM Tradingでは、新規で口座開設をすると3,000円の口座開設ボーナスがもらえたり、最大5000ドルを上限とする入金ボーナスといった各種ボーナスは全てマイクロ口座でももらうことができます。
ロイヤルティプログラムでXMポイント(XMP)が貯まる
XM Tradingでは、トレードのロット数に応じてXMポイント(XMP)が付与されるXM Trading独自のロイヤルティプログラムというサービスがあります。
このプログラムにはトレードした日数によってポイント還元率がアップする仕組みになっており、ランクアップの基準はロット数ではなく、あくまでトレード期間でランクアップするのですが、ロットサイズが小さいマイクロ口座でもXMポイント(XMP)を貯めることが可能です。
トレードにおける取引手数料は発生しない
3つの口座タイプのうち、Zero口座に関しては取引ロットに応じて往復で手数料がかかりますが、マイクロ口座とスタンダード口座は取引手数料は発生せずトレードが可能です。
888倍の最大レバレッジでトレードができる
最大レバレッジについても、Zero口座では最大500倍までのレジレッジ設定ですが、マイクロ口座とスタンダード口座では最大888倍のレバレッジ設定が可能です。
マイクロ口座を使うべき3つの理由について
これまでマイクロ口座とスタンダード口座の違いや共通点を解説してきましたが、それを踏まえてどのような時にマイクロ口座を使うと良いのかをまとめてみました。
少額の資金でトレードの練習や手法の検証ができる
マイクロ口座はスタンダード口座に比べてロットサイズが1/100なので、同じ資金でも1ポジションあたりのロットサイズを小さくできたり、より多くのポジションを保有できたりします。そのため、少ない資金でトレードの練習や新しく試したいトレード手法を実際の資金を使って検証することが可能です。
例えば、前述の通りUSDJPYの1ロットのトレードでは1pipsでスタンダード口座では1,000円、マイクロ口座では10円の利益です。そのため、利益も1/100になりますが裏を返せば損失分も1/100だということです。そういう意味では、本番前のトレード検証などの練習として使うことができます。
リアル口座ならではの環境を体感できる
トレードの検証や練習をするならデモ口座で十分だという意見も出てくるかと思います。ですが、デモ口座はあくまでデモなのでトレードの検証や練習は資金を投入せずに無料でできますが、そもそも置かれているサーバーや通信環境がデモ口座とリアル口座では全く違います。
そういった意味では、デモ口座はあまり参考にはなりませんので、トレードの練習をするなら必然的にデモ口座ではなく少額からできるマイクロ口座を使った方が良いでしょう。
ロイヤルティプログラムのランクアップが目指せる
ロイヤルティプログラムのランクは取引ロット数ではなく、トレード日数によってランクアップします。そのため、少額のロットでも毎日コツコツとトレードをしていれば、いずれ最高ランクの『ELITE』にランクアップできますので、うまく活用してマイクロ口座で『ELITE』を目指すことも可能です。
マイクロ口座とスタンダード口座、どちらを選ぶべきか?
3万円以上の資金を投入できるならスタンダード口座
3万円という基準はあくまで目安になりますが、数万円程度の資金を投入できる場合は、スタンダード口座がおすすめです。スタンダード口座は、最小が1,000通貨から始められるので、仮に50pipsや100pipsの損失を抱えても500円や1,000円なので証拠金維持率的に考えても問題はないかと思います。
とりあえず1万円くらいの資金で始めたい場合はマイクロ口座
まずはお試しでという場合は、ひとまずマイクロ口座で試してみるのも良いと思います。ロットサイズが小さく少額の資金なのでロットも張れませんので、それほど利益は見込めませんが、あくまで練習用の口座という意味では十分ではないでしょうか。
GOLD・SILVER以外のCFD銘柄をトレードしたい場合はスタンダード口座
前述した通り、FXの通貨ペアのみのトレードをしたいなら縛りはありませんが、原油やココア、指数などの貴金属銘柄以外のCFD銘柄をトレードしたい場合はスタンダード口座一択になります。
新しいトレード手法の検証やトレードの練習にはマイクロ口座
スタンダード口座で本格的にトレードを行う前の検証や練習にはマイクロ口座が良いです。デモ口座とは違ってリアル口座のサーバーや通信環境のため、約定力やスリッページなどリアル口座の醍醐味を少額資金で体感できます。マイクロ口座で本番環境に慣れてからスタンダー口座で本番に挑んでみてはいかがでしょうか。
どの口座タイプが良いか迷った場合はスタンダード口座
とはいえ、初めての方は結局のところどっちが良いのかと迷うこともあると思いますが、もし迷った場合は素直にスタンダード口座を開設しておけば間違いはないです。マイクロ口座は練習用としておすすめしていますが、最大8つまで口座を持つことができますので、あとからマイクロ口座を開設し直すことも可能です。
また、資金が少ないから必ずしもマイクロ口座でないといけないわけではないですし、どちらの口座タイプも各種ボーナスが付きますので、自己資金とボーナスを合わせてトレードに挑戦してみるのも良いと思います。